驚いた。ビックリした。目が点になった。
何から話そうか。そうだ、まずはファミレスの話から聞いて欲しい。
私は家族や友達とファミレスに行くと、デザートとしてアイスやあんみつを注文する。甘党なのだ。
が、20代も半ばを過ぎたころからだろうか、注文したのが私であっても、同じテーブルに女性がいようものならほぼ90%の確率で女性の前に私のデザートをおいていく。
おいちょっと、お兄さん、さっき注文したのは私だよ...と言いたい気分だけど、慣れているので何もなかったように配膳が終わるのをニコニコしながら待つのが常だ。
スーパーに行っても甘党の私はケーキや和菓子に自然と目が行く。ショートケーキやモンブランといったホンモノのケーキではなく、あえて丸ごとバナナや丸ごとイチゴ。和菓子なら銘菓ではなく、一個100円ちょっとで売られているどら焼きが好きだ。
それを知っている家人はよく買い物のついでにそれらの甘味を買ってくるのだけれど、先日買ってきたモノにはいい意味で目が点になった。
どら焼きである。となりに比較の意味でおいたアーモンドチョコが「みみっちくてスミマセン」と謝っているようにさえ見える、巨大あんこのどら焼きだ。
甘党であると同時に、面白系のモノが大好きな私は、さっそく知人縁者に知らせたくてウズウズしてきた。食べる前に写真をとり、メールで「こんなん見つけたぜ!」と配信したくて待ちきれなくなった。
裏側のラベルを見れば、「まんぷくどら焼き」とある。製作者が間違ってあんこの量を入れすぎた、ということはなさそうだ。すべて知った上で「他との違い」を演出しているのだろう。
うぅ~ん、誰でもできることだけど、誰もやってない。というか、やる勇気がない。だからこそ「違い」としての意味が出てくる。素晴らしい!
作る側が演出した「違い」を消費者側が簡単に理解できて、「おおお!これ面白い。友達に教えてあげよう~」と思った時点で口コミは広がる。
商品がホンモノであれば、私のような人間が人に伝えて、またその人がブログにアップするなどして名前が広がっていく。
今回のどら焼きは製作者も「違い」を意識しているはずだから、口コミに参加する人たちのためにホームページも用意してあるはずだ。
そう思った私はラベルをよく見た...が、ない。アドレスも何も書かれていない。
もしもラベルに一言、「まんぷくどら焼きの歴史はこちらから → http://ドメイン 」とか、「大きさだけじゃありません。あんこの質も別格です。 → http://ドメイン 」、「姉妹品のまんぷく大福、その他まんぷくシリーズは、http://ドメイン 」 と書いてくれれば、私はその場で見ただろう。
そしてランディングページにオプトインオファーがあればメルマガに購読したかもしれないし、贈答品用の注文フォームなどを用意すれば、今後のためにブックマークしたかもしれない。
もし買った人の何パーセントかでも今回の私と同じような行動をとるとすれば、ちょっとした流れを用意しておくだけで売り上げは確実にアップするはずだ。
ラベルに書かれた(有)MAKAN-MAKANをググッてみるも、2つ3つブログ記事を見つけただけで業者のサイトは発見できず。
あああ、もったいない...。「これはすごい!」「友達に伝えたい」「ブログに書きたい」「直接買いたい」「もっと知りたい」と感じた人たちの、その瞬間の感情を大事にしなければ口コミはとまってしまう。「他と違うモノ」を用意するなら、それを伝える手段も用意しておかなければ、本来得られるはずの口コミは得られなくなる。
あなたが扱う商品やサービスは、「他との違い」は明確だろうか?
もしYesなら、人々がその違いをお互いに伝達する手段を用意しているだろうか?
追伸:大きすぎて一回では無理か?!と思ったけど、とてもおいしく、パクパク完食しました。(*^^)v












