円高でありがとう!

by 清水勇二 on 2009/2/25 水曜日

in ダウンロード, ネットショップ開業準備, 元手も在庫も要らないネットショップ

円高でありがとう!


アメリカはペンシルヴェニア州の田舎町にある大学の寮で、小銭を握り締めながら自動販売機を睨み付けていたのは俺だ!でお馴染みの清水です。こんにちは。

ちなみにルームメートとシェアしていた電話代のことで口論&乱闘騒ぎになり、学校内裁判で決着をつけようとしたら逆に訴えられ、退学処分になりかけた人、それも僕です。

いやぁ、あれはもう15年くらい前の話ですが、他の寮生たちは何かの休暇で実家に帰ってしまい、実家に帰れない留学生たちもホームステイやら旅行やら何やらで、とにかく1人で過ごしたあの夜。音もなく雪が降り続けていました。

なぜ自動販売機を睨んでいたかというと、他でもない、ロングウィークエンド(と言っても2、3日ですが)で銀行が閉まってしまうのを知っていたのにお金を下ろすのを忘れていた僕は、喉の渇きを癒そう!とドクターペッパーを買うために手に取った財布が空っぽだったことに気が付いたのです。

机の中の小銭をかき集めても数十セントしかありません。とにかくありったけの小銭を手に自販機の前に行けば何とかなるかもしれない、お金が落ちているかもしれないし、ボタンを押したら何か出てくるかもしれない。そんな淡い思いを込めて、握り締めた小銭とともに階段をかけおりたのでした。

(ちなみに僕が住んでいたのは4階建てビルの4階で、景色はまあまあ良かったかな)

そんなに興奮しないで水でも飲めばいいのに…と思うかもしれませんが、寮の水はなぜか黄色くて、アメリカ人の友達はみんな普通に飲んでましたけど、僕は飲む気にはなりませんでした。だから近所のレイズマーケットで買ったマルチャンのインスタントラーメン(7つで1ドル!)をホットポットで煮て食べるとき以外は、水道の水を口にすることは一切ありませんでした。

(あ、と言っても歯は普通に黄色い水で磨いてましたね。とほほ。)

とにかく水は飲めない。お茶も嫌だ(実家からティーバッグは山ほど送られてきたいましたが、とにかく今は炭酸が、特にドクターペッパーが飲みたいんです!)。

自販機の前に到着するとマシンの下を覗き込み、お釣りの場所に指を突っ込み、ボタンも全部押してみましたが、案の定ダメでした。

そして僕は数十セントを手に握り締めながら、自販機を睨みつけたのです。「くそぉ…自販機のクセにふざけやがって!」

あはは、今思うと不気味な光景だけど、雪も降っていたし(関係ないか)、他に誰もいなかったからOKでしょう(^_^;)

その時のソーダ1缶の価格が確か60セントで、日本円で当時のレートで7、80円くらいだったハズなんだけど、「たった70円のジュースが買えないなんて、なんて僕は貧乏なんだろう」と1人落ち込んだのを今思い出しました。自販機に対してブツブツ睨みながら文句を言うと同時に、アメリカまで来て、雪の振る夜にソーダ1缶が買えずに困っている…これは惨めだ…何と僕は不幸なのか」とでも思ったのでしょう。

実際には銀行にちゃんと生活費が入っていたし、翌朝はカフェテリアで好きなだけ飲めたので、少なくともドクターペッパーが飲めないから貧乏ってことはなかったのですが…とにかく変な夜でした(^^♪

ちなみに、お金持ちでも何でもない清水家から海外へ留学させてもらえたのは、なんといっても円高のお陰で、日本の大学にいく場合の費用と比較しても留学した方が安い!という結果からでした。

(もちろん親が海外はダメだ!と言っていたらダメだったはずなので今でも感謝してます)

今もとても円高なので、当時の僕のように喜んでいる人も多いと思います。普通なら出来ないことも円高のお陰でチャレンジできちゃいますからね!

例えば留学も勿論そうですし、旅行だってそうです。同じ予算で普通より長く現地に滞在できますし、現地での買い物もディスカウント価格ですから凄くお得です。

でも逆に、色々困っている方も多いでしょう。特に海外に輸出する仕事を生業にしている会社にしてみれば、海外の人にとって円高は「商品の値上げ」と同じことなので、売上げも当然のように下がってしまいます。大手の自動車メーカーなどは円が1円高くなると、売上げが100億単位で減少するとニュースでやっていましたが、こんな話を聞くと笑ってばかりはいられません。

ただ、だからと言って私たちが困った困ったと言いながら右往左往しても意味がありませんし、同じ意味で言うと不況だ不況だと言いながら、直接の害が及ぶ前から家にこもって静かにしていても仕方がないのでは?!と僕は思っています。

(実際、自分の周りには、実害が及んでいないのに「不況で困った」、「世界はどうなってしまうんだ!」と言って、消費を抑えたり、節約志向に走っている人が結構いますが、そこまで騒がないでもいいのでは?!と感じるときがあります)

ちょっと話がそれそうなので戻します。結局、自販機を睨んでいた僕はその後どうしたのか。手に入らないものほど欲しくなるとは良く言ったもので、飲みたくて飲みたくて仕方なかった僕は、とんでもないことをしでかすことになります。この話は長くなるのでまた別の機会に…

と書くと意味深でカッコいいのですが、実際は何も起こりませんでした。期待させちゃってスミマセン!

買えないんだ…僕って貧乏なんだ…と落ち込んだ僕は部屋に帰って、布団にもぐってぐずぐずしている内に気が付いたら寝ちゃってました。で朝になったら雪はやんで真っ青な空が広がっているし、カフェテリアでソーダ飲み放題だしってことで、俄然元気になり、何事もなかったかのようにお腹一杯の朝食を食べてから普通の休日を過ごしたのでした。

我ながら単純ですが、今も小さなことを大きく見て悩むところは、あまり変わっていないかも。

ちなみに現在の円高は、取り寄せマーケティングメソッドでショップを運営する人にとってもメチャクチャ朗報ですよね。思い切って海外の見本市に行くのも安いですし(飛行機のチケットも今安いですよね!)、ネットで発見した業者から仕入れるのも、半年前に比べて1、2割は安くなっているはずです。

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では楽しんでください~

清水勇二

icon_kaigai_book
(23ページ、PDF形式、352kb)


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