自己満足

「偉い人の本」なんて、僕、貰っても困るよ by タケル「タケル君、お土産だよ」

種子島から遊びに来たサイドバーン山村里おじさんが、小さな紙袋をテーブルの上に置いた。真っ赤だった。

「やった!!何だろう?お金かな?商品券かな?ツッツキバコ買ちゃおう、うっしっし」と思いながら、大きな声でタケルはお礼を言った。

「サイドバーンおじさん、ありがとう!」

「開けてみれば?」

そうお母さんが言ったので、僕は椅子にしっかり腰掛けてからお土産を袋から出した。サイドバーンおじさんは僕のことをみながら、凄くニコニコしている。お母さんも僕をずっと見ていて、ニコニコしている。

なのに、なのに、なのに、真っ赤な紙袋から出てきたのは、お金でも、商品券でもなかったんだ。

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