情熱

情熱的なネットショップ店長

売れないショップの店長さんには大きく分けて2種類の人がいる。(実際にはもっといるけど、話の都合上、2種類にさせてね)。1つは嫌々やっているタイプ。

もう1つは溢れんばかりの情熱で頑張るタイプ。俺はどちらかというと後者。情熱派。

最初の2、3年はとにかく情熱だけで動いていた!俺なら何でも売れる!どんなものを扱っても成功できると信じて疑わなかった。でも実際には全く売れなかった(T_T)。なぜうまく行かないのかさえも、まったく分らないまま悲しい毎日を過ごした。

情熱を勘違いしていた

売れない原因は今思えば簡単だ。俺は情熱を勘違いしていたんだ。お客さんが欲していないものを、情熱で無理やり売ろうと思っていた。いや、正確に言えば、お客さんのことなど何も考えずに、自分が情熱的に選んだ商品を、情熱的に作ったショップで、情熱的な言葉で売ろうと毎日情熱的に頑張ったんだ。

でもさ、そんな自分勝手なビジネス、誰も振り向いてなんてくれないよな(T_T)。「自分が売りたいものを情熱的に売れば売れるはずだ!」という考えの裏には、努力すればお客さんがその努力を認めてくれて、きっとお捻りを投げてくれるはず!!、という甘えが存在する。自分がしないことを人に求めてはいけない(ーー゛)

主人公はお客さん

忘れてはいけないのは、俺たちがどんな目標を持っていようが、どんな気持ちで品揃えをしようが、お客さんにとっては全く関係ないということ。お客さんはお客さんで色々大変なのだ。出会うショップ出会うショップで「君の情熱に乾杯!」などと言いながら欲しくもないものを端から買い続けるわけには行かない!!!

情熱の向きを変える

ではどうしたらいいのか。答えは簡単。情熱の方向を「自分が売りたい商品」から「お客さんが欲している商品」に変えるんだ。視点を変えたとたんに全てが変わるかもしれない。

清水勇二

フォトクレジット:Llima