勝ち組ネットショップ店長シリーズ

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ちょっと待て、君はなぜ店長ブログを書くのか

「みんながやっているから」という理由だけで店長ブログを書いているとしたら、はっきり言って貴重な時間をドブに捨てている可能性が高いぜ。

前回、ショップだけじゃもう成功できないと書いた。じゃあ何が必要なんだ?!と問われれば、真っ先に答えたいのがブログなのだが、ただやみくもに記事をアップすれば売上も増えるか、といったらそうは問屋が卸さねえぜ。

ということで今日は、「売れないショップの店長ブログに共通する、7つのやばい特徴とその避け方」をお話ししながら、売れるブログの書き方を一緒に考えていこうぜ

まず最初のやばい特徴はこれだ。

1.朝食に何を食べたか書いている

2006年からやっているコンサルティングの仕事を通して気が付いたのが、売上不振で相談してくる店長の殆どがこの間違いを犯しているということ。(というか、俺自身も昔そうだった)

まず最初に確認しよう。店長の仕事は売上を上げることだよね?!だとしたら、全ての作業が売上アップ、または売上ダウンのどちらかに必ずつながることを認識して、意識的に売上アップに近づく作業を行っていかなければならない。(意外にこれを意識していない人が多いけど、マジで重要!)

ということは、「今朝は味噌汁とご飯を食べました。納豆はまだ苦手なので、残しちゃいました。てへへ(^_^;)」なんて記事を書くかわりに、「アトピーにも安心!休日に子供と楽しむ自然食系のお菓子7種類」(雑穀パンを売るショップの場合)とか、「観葉植物でオフィスの生産性をアップする方法」(観葉植物ショップの場合)とか、「初めての妊娠で不安なときに読みたい本、10冊」(本屋さん)といった、見込み客や既存のお客さんが必要としている記事を書くべきではないか。

(朝何を食べたかを書くのが必ずしも悪い、と言っているのではなくて、あなたが芸能人でないなら、お客さんが「読みたい!」「読んで助かった!」と思える記事を優先して書く必要があるということです)

2.主語が「私」になっている

朝食べたものなんて書かないよ。自分は「自転車で発電した電気で毎月980円、電気代をセーブする方法」とか、「自転車で50cmの段差をらくらく乗り越えるジャンプの仕方」とか、そういう役立つ記事ばかり書いてますよ!でも売れないんです...という自転車ショップの店長さんもいるかもしれません。この場合、何が間違っているのか。

主語が「私」になっている!!!主語で分かりにくければ「視点」と考えてみて欲しい。自転車を探しているお客さんが欲しているものは何か。通勤に使えて、ロッカーにしまっておける小さな自転車かもしれないし、電池が長持ちするアシストサイクルかもしれない。もしかしたらカラフルな自転車を探している人が多いかもしれない。店長が「私がお気に入りの...」と紹介する自家発電にも使える自転車なんて、誰も欲してないかもしれない。

ここで重要なポイントは、「自分が書きたい」記事を書くのではなく、「注文につながる可能性がある人が読みたい」「読んで役に立ったと感じる」記事を書くということ。店長ブログの主人公は、実は店長ではなく、お客さんなんだ!という認識を持つこと。これがマジで重要。

パソコンに向かって「今日は何を書こうかなぁ...」などと悩んでいるとしたら、自分が書きたいことを書こうとしている可能性が高いので注意して欲しい!常にネット、雑誌、お客さんのアンケート、etc. を駆使して、自分が扱っている商品を必要としている人達が「今、この瞬間に探している」、そして「発見したら喜んでくれる」情報は何か考え、収集し、そしてそれを記事に反映させていこう。

3.ブログのどこを読んでも新商品の案内だけ

店長が運営者の立場で「このブログ、いいな」とあこがれてしまうのが、新商品を毎日のようにアップし続ける店長ブログだ。綺麗な商品写真をどーんと真ん中に貼り付けて、2、3行の商品説明を掲載し、詳しくはショップへ...とリンクが貼ってある。確かにカタログ的で見た目には綺麗だ。何か2つ目のお店を運営してるみたいで嬉しいし、毎日達成感もある。

でも注意しなければいけないのは、あなたが好きなブログとお客さんが好きなブログは全く違う可能性があるということ!!!

まず、お客さんから見て「店長ブログ」と「ショップの更新情報ブログ」は同じではない。前者が「個人が書きたいことを書いている日記」という印象なのに対して(実際は目的があって書くわけだけれど)、後者はバリバリの売り込みページに見える可能性大!!!売り込みページを好きな人もいるかもしれないけれど、多くの人は売り込み臭を感じた瞬間に居心地が悪くなる。一所懸命に書いた文章や商品の情報を読むチャンスもないまま、一瞬でブラウザの戻るボタンをクリックしてしまうかもしれない。勿体無い!

4.見込み客じゃない人のコメントばかり

コメント欄を見ると、毎日凄い数のコメントが残っているのに、詳しく読んでみると扱っている商品とはまったく関係のない話題ばかり。そんな店長ブログは多い。パソコンパーツを扱っているのに、「私はパソコンパーツには興味がありませんが、ブログが面白いのでコメント残させていただきました!特に温泉旅行の余興の写真がグッドでした。もっと写真をお願いします」といったコメントばかりが残されるとしたら、記事を書く対象を間違っている可能性大!

店長としてはどんなコメントでも数が多ければ多いほど嬉しい。それは分かる。でも目的が売上アップだとしたら「買う可能性が高い人」を磁石のように引き寄せる記事をたくさん書かなければ!!!

5.ブログがうまく書けないことの言い訳が多い

売れないショップの店長ブログには、とにかく言い訳が多い。ブログの目的の1つとして、読んだ人に「この人なら安心だ」と感じてもらい、注文に一歩近づいてもらうというのがある。ショップ経由でブログに来た人も、検索エンジンなどから直接ブログに来た人も、あなたが書いたブログを読んで、「ここで買って安心か」を判断しようとしている。今すぐブラウザの戻るボタンをクリックするべき理由を探している。

そんな状況下で、数日置きに「いやぁ、ブログって難しいですね...今日も書くのが大変でした」とか「皆さん、ブログってどんな風に書くのかなぁ...私は凄く苦手です(T_T)」とか書かれると、他のことに関しても同様に自信がない印象を与えてしまう。お客さんが求めているのは、「これは、こうです」、「あれは、ああです」、「こんな場合は、これです」と断言してくれるプロ、エキスパートからのアドバイスなんだ。言い訳は必要ない!

6.「おひさしぶりです」から始まる記事が多い

売れないショップは売れているショップよりも暇なはずなのに、なぜか更新が滞る。理由は簡単。「時間がなくて書けないから」、「書く内容が思い浮かばないから」というのは実は表向きの理由。実際には、今までにブログを書いて結果に結びついた経験が少ないから、書いても意味がないと思っているのだ。(俺もそうだったから気持ちは凄く分かる!)ではどうしたらいいか。

とにかく書く!!!他店があなたと同じ商品を扱って、同じような商売を一瞬で始められるとしたら、「当店利用する理由」を打ち出す場所はブログしかない!!!(いや、実際は他にもあるけど、予算が限られている間はブログがまじで効果的だと思うんだ)

書き物は実際に書くことでしか上達しない。書けることを書き続けることでしか上達はありえない。だから、他人がどう思うかなど気にせず、とにかく書こう。自分が納得できる内容が書けなくても、とにかくアップしよう。それ以外に上達する手段は存在しないのだから

7.見込み客に話しかけていない

ここまでに書いてきた内容の根底に流れる共通の問題がこれ。店長の多くはブログを書くときに、自分のために書いてしまっている。自分の視点で自分が書きたいことを書いてしまう。書き終わった後に、自分の欲求が満たされることを書いてしまう。個人ブログならそれでも良いけど、店長ブログと個人ブログは目的が全く違うことを忘れちゃいけない!

(大手企業の社長が書く「社長ブログ」やツイッターでのつぶやきが、本当にその瞬間瞬間の思い付きを垂れ流ししていると思ったら、会社組織の仕組みをもう一度良く考えてみよう!)

店長ブログを書く目的を端的に言えば、ショップの売上をアップすること。売上をアップするためには、売上アップにつながることを意識的に書かなければならないし、売上ダウンにつながることは意識的に避けなければならない。皆が書いているからと言う理由で、本気で日々の出来事を書き続けているとしたら、あなたの夢はどんどん遠のいてしまう!!!

何を書くにしても重要なのは、「書く言葉」ではなく「その言葉を読んだ人が何を感じるか」なんだ。だとしたら、売上をもたらしてくれる可能性が最も高い人達に向けて、彼らが注文に一歩でも近づきたくなる文章を、彼らに向かって書かなければならない!!!例えそれが今までの常連さん(ブログの)を捨てることになってしまったとしても。

誰も店長のことなど気にしちゃいない!!!(超悲しいけど...)

最後に物凄く重要なことをお話をしよう。今回の内容は、正直言って書くか書くまいかすごく迷った。「お客さんに店長さんの人間性を好きになってもらうために、日常の出来事を楽しく書きましょうね!そうすれば売上アップですよ」とか、「商品についてブログで毎日語りましょう。そうすればSEO的にも効果的ですし、お客さんも喜びますから売上アップですよ!」などと言えば喜んでくれる人が多いことは、今までの経験から知っている...

逆に、それで喜ぶ人から見たら、今回の記事に腹を立てるかもしれないし、極論を言う俺のことがアホに見えるかもしれない!でもさ、そういう人達って俺の「見込み客」じゃないんだよね。だからもう一回言うよ。誰も店長のことなど気にしちゃいない!!!俺やあなたが朝食で何を食べたかなんて知りたがってない!!!みんな自分のことで忙しいんだ。お客さんからお金を頂くには、あらゆる面で彼らの視点で考えなければうまく行かない。

(何年も読んでる読者には説明不要だと思うけど、別に彼らの奴隷になろう!お客さまは神様です!などと言ってる訳じゃない。そんなことは思ってないし、俺の思考はどちらかと言えば逆だ。)

ちなみに俺の見込み客が誰か知りたい?教えよう!「もう甘い言葉は聞き飽きた!遊びは今日で終わりだ。とにかく私は稼ぎたいんだ!」という人。やれることは何でもやる覚悟ができている人。店長視点で何ヶ月もやってきたけど、超えられない壁にぶち当たって「何かが違う!」と気がつき始めた人。そしてこの記事を読んで、「なるほど!これだよ私が求めていたのは!!!」と共感してしまった人。つまり、ここまで読んでくれたあなたはたぶん俺の見込み客だぜ(笑)。

真面目な話さ、あなたはなぜ店長ブログを書いていますか?全国にブログ仲間を作るため?見知らぬ町の見知らぬ人達と、ネットを介して楽しいコミュニケーションをとるため?ブログの読者数を増やすため?書けと言われたから義務で?それとも...

答えはもう分かってるよね。

今後も勝ち組ネットショップ店長シリーズ、続きます。次回以降の記事を逃したくない人は、いますぐニュースレターを購読しておいてください。