人は「見かけ」による

人は「見かけ」による「人を見かけで判断するのはよくない」などと言うけれど、この双子はどう見ても怪しい…

Don’t judge a book by its cover.
「本の中身を表紙で判断してはいけない」

英語の諺にもちゃんと同じ意味の言葉があるのだけれど、俺はこの写真以外でこの双子を判断する術はないのであって、だから判断しちゃうのだけれど、アルバイトの面接にこんな写真で応募して来た二人を雇うのは、今回はパス!と言うか永遠にパス!!!

以前も書いたけれど、やっぱり見た目は重要であり、第一印象で人がどう思うかで、物事はうまく進んだり進まなかったりすのだから、そこは頑固にならずに好感度が得られるような風貌や態度で物事に臨んだ方が、やっぱり物事は上手くすすむ。

厳戒態勢の空港に「神は正義なり、正義の為に我死なん」と大きく刺繍された特攻服を着て現れたら、やっぱり見かけで判断されて、特別室に連れて行かれるだろうし、連れて行ってもらわないと僕困る。安心して飛行機に乗れない。

などということを、俺がくどくどご説明するまでもなく、殆どのネットショップオーナーは第一印象の大切さを心得ている。が証拠に殆どのネットショップオーナーはトップページに滅茶苦茶時間をかけて、かなり充実したページを作る。

トップページが完成するまではオープンしません!なんて言って、半年とか、人によっては1年経っても準備中です!!!な人だって存在する。

それはそれで凄い事だと思うのだけれども、今日俺がお話する内容を知ればあなたの考えも少し変わるかもしれない。

ご説明しよう。

まず、多くのネットショップオーナーさんの思考回路はどんな風になっているのか。俺が思うにこんな感じだ。

  1. 全てとは言わなが、殆どのお客さんがトップページ経由でショップに訪れると思っている
  2. だから集中してトップページに目立たせたいバナーや商品、リンクエクスチェンジをしているショップのリンクなんかを一生懸命目立つように綺麗に貼る
  3. そんで、トップページにクールでカッコいいテクノロジーを駆使して、飛び道具的な動きを演出。訪問者をウットリさせたい!と思っている

その結果、トップページがどうなるかと言うと、「カッコいい」バナーだらけになって、ショップ内の他のページと比較してやたらに密度が濃くなる。クールでナウい英語ナビゲーションバーの下には表示に時間がかかる特大フラッシュ動画が鎮座する。

でもこれの何処がいけないのか。別にいいではないか。だってトップページはショップの顔。全員が全員ではないにしろ、トップページを目にする人の数は多いのだから、そこを重点的に綺麗にして何が悪いんですか!

という反論に対しては、別にそれでもいいよ!と答えたい。というか、実際にそれでもいいんだよ、もしお客さんの殆どが、すでに「あなた」や「ショップ」のことを知っているならばね。

例えば芸能人のブログとかさ、訪問者の殆どは誰のブログか知って訪問するわけでしょ?誰だかわかんないけど、とりあえず無作為に「芸能人 ブログ」などと検索して、知らない人の名前をワザワザ選んで訪れる人っていないでしょ?

訪問者のほぼ全員が自分のことを知っている場合であれば、ショップでもホームページでも、自分を知っている人向けに特化して作ってもOK!

自分が好きなように好きなだけトップページにこだわって、他のページには「ただいま製作中です」とサインを出しておいたってぜんぜん大丈夫。だって、あなたのことを知っていて、あなたを求めてワザワザ訪問してくれている人達なのだから、他のページが製作中ならトップページに移動して来ますわな。

でもね、もし殆どの訪問者がファーストタイムビジターなのであれば、あなたについて何も知らない人に向けて特化したページを作らんとダメなんだよね。もしあなたのショップのファンに特化したページを作りたいのなば、それはそれで別途、他の場所に作らないと。

じゃあどうすればいいのか。

  • 自分が店長として備え持つ直感は全て無視!そして、自分がお客さんになった時の直感を優先したページ作りをする
  • トップページにはできるだけ情報を詰め込まず、カッコよさ、外部リンク、英語ナビゲーションなども可能な限り排除し、初めてのお客さんが何も考えずに直感だけで動けるページにする
  • 同時に、今までトップページに集中してきたパワーを、個々の商品ページとショップ情報のページに注いで、初めてのお客様に向けたメッセージを強化する

例外はある。上記を無視して売れまくっているショップは存在する。でもその場合って、他のページがトップページ以上に充実していたり、商品がレアだったり…理由は様々だけど、必ず上記を補うような良さがショップに存在しているんだ。

だから、売れているショップはともかく、売れなくて困っているとしたら上記内容を真剣に検討してくれよ!

具体例を挙げて説明しよう。

クライアントさんでメタルTシャツ系のショップを運営している方がいらっしゃる。以前はトップページにバナーやリンク、お勧め商品画像やキャンペーン情報が多数表示され、上から下まで見るのに4、5スクロールくらい必要だった。

ついでにショップの背景は黒で文字が白。ここの記事でも書いたけれど、積極的にお客さんにアピールして、「がんがん販売していきたいショップ」なら、ほぼ例外なく避けなければならない配色だったわけだ。

(などと偉そうに言っている俺も、背景ブラック文字灰色でショップを運営してきた経験があるんだよなぁ~。エゴを捨てて配色を変更したら、速攻で売上がアップした!!!そんな経験は俺だけじゃないので、背景が黒いショップのあなた!!!テストしてみるつもりで、1週間でも10日でも、配色を変えて運営してみそ!!!売上アップするかもよ!!)

で、このショップの過去のデータベースを当社の全スタッフを動員して徹夜で分析した結果、以下のことが判明したわけ。ちなみに全スタッフと言っても二人だけど、あはは。

  • 訪問者の殆どが初めてのお客様だった!
  • アクセスするページも売れる商品も、滅茶苦茶偏っていた!
  • スクロールさせてまで表示していたバナーやリンクは殆どクリックされていなかった!

これだけ分かればあとは簡単。やることが見えてくるからね~。

  1. トップページからバナーやリンクを削除
  2. アクセス&売上が集中する商品を軸に新カテゴリーを表示し他のカテゴリーを削除
  3. トップページには、アクセス&売上が集中するバンドだけを厳選して表示
  4. トップページのヘッダー部分には、初めての訪問者に特化したメッセージだけを表示

つまり思い切ったダイエットをしたわけだ。

そしたら以下のようなページになったのだけれども、これって同系のショップの中では滅茶苦茶シンプルなトップページなんだよな。言ってみれば店長としての直感は全て無視して、データに基づいて「初めてのお客様」が求めているものを「あ、それ、ここにありますよ!!」と直球でお返事するページに変えたってわけ。

メタルイズフォーエバー ショップ トップページ画像これで反応はどうなったかと言うと、そりゃ凄いことになったさ。詳しい数字はプライベートなので言えないけれど、変更したその月からというもの、前年度の同じ月と比較して2倍とか3倍の売上になってるからね。

今までショップ側の直感や思惑でたくさん表示していた選択肢をあえて少なくすることで、迷うお客さんの数が減少し、売上にも直結したと考えていいだろう。

もちろんこの一年を振り返ってみると、ご本人の頑張りも凄かったよ、実際!!!でもね、どんなに本人が頑張ってもショップがそれを邪魔している場合には、残念ながら結果に結びつかないんだよな。

だからさ、もしあなたのショップが売上不振で停滞期だとしたらば、ぜひ今日のヒントが活用できないか真剣に考えてみてくれよ。

という話!!!!!!

でねでねでね、先日も会計ソフトをネットで色々探していた時に感じたんだけど、色々忙しい中、検索するわけですよ。頭の中はあれもこれも、同時に色々なことを考えながら。例えば今日の夕飯は何にしようかしらん?!とか、今週末はどこへ遊びに行こうかな?!、このクライアントさんにはどんなアドバイスができるかな、とかね。

で、そんな時に仕事でネット検索をしているときの思考回路と言えば、もうその探しているモノ以外はアウトオブ眼中。と言うか、検索中に他の情報がでてきて思考が途切れるとウザい!ウザくてしかたがない。

だから商品ページに飛んだ瞬間に、そのページの上から10cmくらいのエリアが宣伝場所になっていて「今ならプリンターのインクが安い!」とか「マイクロソフトオフィス2007が送料無料!!」とか書かれていて、更にその下に細かい宣伝バナーが10個、20個貼られていたりすると速攻で戻るボタンをクリックするわけです。お腹すいてるし。

どんなに素晴らしいページであっても、どんなに他店より安かったとしても、そんなの知る前に去ってしまうわけですわ、速攻で。

でね、そう考えながらいろいろなショップを見ていくと、やっぱりショップ側の主張をべたべた貼り付けて、お客さんが見たいものをこれでもか!これでもか!と見難い状態で表示しているところって多いんだよなぁ…損してるよなぁ。

で、アマゾンはどうだったろう!?と気になってみてみれば、こんなでした。アマゾンの場合は自社で商品売るよりも、他の手数料収入のほうが実入りが良いとか、別の思惑があってショップを作っているので、見かけをそのまま鵜呑みにしてはいけないのだけれども、開いたページが直感で「お探しなのはこれですよね?」とお返事しているところは、やはり模範的な表示になっていると思う。

というお話からもお分かりのように、先に述べた「売上低迷に困ったら、わざとトップページから情報を減らしてみよう!」というのと同じくらい、「個々の商品ページからも、お客さんの思考を遮るような妨害をなくし、お客さんが求めている情報を最優先で表示しよう!」というのも重要なので、覚えておきたいですね!

映画館でもDVDでも、プレビューを見せられることが多いのだけれども、あれって無理やり見せられるから俺たち黙って座って見るのであって、できればあんなもの20分も30分も見たくない!早く本編見せて!その分20分早く帰らせて!!!という人も多いと思う。

まあ映画館の音も良いし画面も特大だから、プレビューくらい気にならないよ!という人もいるかもしれない。だったらあの「海賊版ムービーは犯罪です。私は買わない、ダウンロードしない!」の宣伝とか「映画のあとは当館斜め前のレストランで舌鼓!お勧めです。」とかの宣伝が延々流されると、うざい~!!!早く本編見せて!!と思うよね。

しつこいけどさ、ネットショップで同じ事をやっちゃダメだぜ!!!

ショップ側の都合でお客さんに我慢を強いるには、他の選択肢が多すぎる!「戻るボタン」一発で他店が何百、何千と出てくるのだから、偶然訪れてくれたお客さんにはショップ側の都合で言いたいことを大声で叫ぶような作りは逆効果なんだ。

俺たちがするべきなのは、お客さんが頭の中で期待してきた内容を、「あ、お探しのものってこれじゃないですか?」とそっとお返事してあげるようなページを作っていくことなんだよ。

もしあなたのショップが今上手く行っていないとしたら、誰の気持を代弁しながらショップを作っているのか、本来ショップの主人公は誰であるべきなのか、再考してみて欲しい。その答えの向こう側に打開策は存在している!!!

清水勇二


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