夜の山に輝く提灯ロード。

夜の山に輝く提灯ロード。夕方ウォーキングに出ようとしたらば、見慣れた山に光。それも無数の点々に連なった光が、山のふもとから中腹にかけて規則的に。

とても綺麗。

家人に、あれ何?と聞いても知らないとのことなので、今日のウォーキングは光を目指して歩くことにしよう。

行って見たら提灯が、ずらっと登山道に沿ってつるされ、その姿はとても神秘的!気になってネットで調べたら、数年前から復活し、その歴史は結構古いと言われる小松町の祭りに関係するものと判明。

祭り当日は出店もあるらしいので、また日を改めてその日。

光を求めて進んでいくと、なるほど、先日とはまったく違う雰囲気。前回は神秘的な雰囲気だったけど、今日は人も多く、楽しい雰囲気。

でも何か、町内会のお祭りらしく、全員が顔見知りの中に、別の町内会出身の俺が入っていくのに、なぜか抵抗を感じて足取りが重くなる...(-_-;)

こんなことじゃいけない!人類皆兄弟。一日一善。一日一膳、長生きの秘訣は腹八分目。

入り口付近で立ち止まり、胸をはっていざお祭り会場へと進めば、子供たちが花火をし、テントのしたではフランクフルトと焼きそばが販売されていた。共に100円。町内会価格。

う~ん、やっぱり場違いだなぁ~

と思っていると、酒屋さんの前掛けらしきを腰に巻いた男性が俺に、どうぞどうぞ!ビールでも何でもぜひ飲んでください!と、ふたが開き、あふれんばかりの氷でキュンキュンに冷やされたビール、コーラ、麦茶、ウーロン茶などが詰まったクーラーボックスの群れを指差した。

え?いいの?頂いちゃって?悪いですね。おほほ。

と、こぼれんばかりの笑顔で手を出そうとしたその瞬間、事件は起こった。

同行した母が一言、「ありがとうございます!でも、いただけません。私たちは別の町内会なもので...」。

私の実家が属する町内会は峰元自治会。そしてこのお祭りは小松町自治会。つまり、確かに別会計。うがぁ。

もちろんタダで貰うわけには行かない。

鼻水垂らした子供ならいざ知らず、30超えた大人と還暦を過ぎたその親が、別会計の町内会から飲食を貰うなどと言うことは、居酒屋で知らない人におごってもらうのに等しく、自分の物は自分で買おう、とは思わなかった。

みんなほろ酔い気分なのだし、お祭り、お酒、花火、フランクフルトに焼きそばが100円とくれば、もちろん無礼講だ。俺は、母を無視してコーラのペットボトルを鷲づかみにしようと手を伸ばしたその瞬間、奇跡が起こった。

酒屋の前掛けをしたその男性曰く、「良いんですよ!わざわざ足を運んで下さったんですから、何でもお好きなモノを飲んでいってくいださい。ビールが特に冷えていて美味しいですよ」と、砂漠でオアシス、海外に住んで昔ならヤオハン、今ならミツワに出合った時のようなことを言うのだ。

つまり、感動。タダでさえ喉が渇いていたのに、俺の涸れ切った心が人の優しさで一気に潤ったことは言うまでもない。

ジュースを片手に登山道へと足を運んだ俺の顔は、幼児がランドセルを買ってもらった直後のような表情だったに違いない。

一汗かいてお腹がすいた俺はフランクフルトと焼きそばを買った。そこでも事件は起きた。

なんと、フランクフルトを一本おまけしてくれたのだ。明らかに原価割れ、赤字運営である。が店主である女性の顔は天女の様に笑顔で輝いている。「おまけしておきましたよ~」という心地よいフレーズを耳にしながら俺はフィールド・オブ・ドリームスの一シーンを思い出していた。

フィールド・オブ・ドリームズ

Is this heaven?
(ここは天国かい?)

No, it’s Komatsucho.
(いいえ、ここは小松町よ)

こんなちょっとした人とのふれあいにマジで感動した俺は、職業病なのか、帰途につきながら今日の出来事をネットショップ運営に当てはめて考えていた。

あの祭りは、小松町が過疎化対策として住人を募集するために開いた企画、つまり計画的な町興し事業の一環だったのだろうか。

だとすれば、あの心遣い、雰囲気、サービスはとても効果的なものだったと言わなければならない。だって、俺、まじで小松町っていいな。住むなら小松町だな、って思ったもん。(一瞬だけど)

でもきっとそんな、裏の思惑などまったくなかったのだと思う。

祭り自体に、他の街から人を呼ぼうといった雰囲気はまったく見られず、どちらかというと、自分たちが楽しくて、楽しくて、うわぁ~、もう耐えられない!!!ほら、あなたも遠慮しないで、どんどん飲んでって、俺たち楽しくてさ、もう仕方ないんだよ。的な、没我的なすがすがしさを感じたのだ。

ネットショップで成功しているところにも同じような雰囲気を感じることが多い、と思った。

入店した直後から、もう本人が楽しくて楽しくて仕方がない。この商品、凄いんだよ!もう、いいから見て行ってよ!!他じゃなかなか見れないよ~。そんな雰囲気が、どのページを開いてもバシバシと伝わってくる。そんなショップ。

逆に、商品を並べただけで、目立つところに注意書き。あれは禁止、これは出来ません、これも駄目です。祭りで言えばメインストリートに「ゴミは各自持ち帰りましょう」とでかく但し書くようなもので、雰囲気ぶち壊し。本人たちが楽しんでない。後掃除のことばかり気にして、はじめから終わることばかり考えているようなもの。

お客さんに喜んでもらうには、まず自分たちが嬉しくて、楽しくて、溢れ出しちゃうその気持ちを、その溢れたところからお客さんに受け取ってもらうことが重要なんだよな...

と体中を蚊に喰われながら思った。

清水勇二

超ネットショップ開業ブログ 清水勇二 小松山の登山道2超ネットショップ開業ブログ 清水勇二 お祭りの前日。まだ夜店などの準備はなし。超ネットショップ開業ブログ 清水勇二 帰り際に踵を返して一枚。超ネットショップ開業ブログ 清水勇二 提灯

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