お探しのメガネ、おでこに乗っかってますよ!

お探しのメガネ、おでこに乗っかってますよ!波平さんのメガネはフレームの上の部分が視界を邪魔しているように見えるけど、目が悪くならないか心配だな。大丈夫かな。

などということを考えていたら、よく漫画で、おでこにメガネをつけた状態で家中を歩き回り、家人に俺のメガネ知らない?知らない?と訪ね歩き、途中で箪笥の角に足の小指をぶつけてイタタタ、などというお茶目なシーンがあるな、と気が付いた。

そして、あれはメガネをかけていない俺には無縁だな、うん、と思ったのだけれど、実はそんなことはないことに気が付いた。驚いた。

どういうことかと言うと、左の例ではメガネがおでこに乗っかっているのを家人をはじめ、周りの人は見て知っているのであり、メガネの所在を知らないのは本人のみ。つまり、周りは知っているのに自分だけ知らない。それも自分のことなのに。という状態であり、言ってみれば、井の中の蛙であり、とここまで書いて驚いた。

井の中の蛙とは、井の中の蛙、大海を知らずという諺の省略形であって、井戸の中のような狭い世界にいたら、外の世界のことは分からない、つまり、限られた知識で世間一般のことをジャッジしちゃいかん!という戒めの諺だったのである。

メガネをおでこに乗っけたままその所在を人に訪ね歩くというのは、別に限られた知識で人や世間をジャッジしまくっていることにはならない。それは単に、オッチョコチョイなだけだ。とここまで書いてハッとした。

はたからみたらオッチョコチョイに見えるようなことを自分はよくするからである。

例えば先日、電動自転車に乗りながら近所の古城後を見学に行った折り、チャリ置き場に到着して困ったことに気が付いた。自転車の鍵を忘れたのである。直径3cmの鋼鉄ワイヤーでできた頑強なロックをつかっているのだけれど、それを活用するには最初に鍵でロックを開き、タイヤなどにワイヤーを通してから再び閉じこまなければならない。その鍵を忘れたのだ。

と、30秒ほど困惑した後に気が付いた。鍵を持っていたのである。どういうことかというと、鍵は自転車のもう1つのキーとセットになっていて、このもう1つのキーは、自転車を走らせるときにはロックにささっていなければ自転車が走れないという優れもので、自転車に乗ってでかけた場合、それはもうキーがロックに刺さっていることが前提条件なのである。

ああ、良かった。と一安心したら、あることに気が付いた。

自分はオッチョコチョイで結構な損をしてきたと思う。例えば、インターネットビジネスが流行り始めたとき、ネットは楽に稼げるとか、ネットなら今までの常識を覆すような儲けかたがある、指一本で稼げる、マウスをカチカチ動かすだけで家が建つ、とあるソフトをインストールするだけで毎日が給料日、このフォーミュラで文章を書けば読者はイチコロ、お腹で育つ植物の種を食べれば痩せる!、とにかく俺を信じて言われたとおりにやれば救われる!苦痛も努力も一切不要、と言った言葉を、そんな不思議なこともきっとあるのだろうな、と本気で信じていたのである。

自転車の鍵の件は30秒で気が付いたが、インターネットビジネスに関しては気が付くのに数年はかかったと思う。メガネのオッチョコチョイは可愛らしいけど、お金の絡む内容だけに、ネットビジネスの勘違いは人の顔を変えるし、普通だったら絡まない人間関係のなかに自ら入って行き、気が付いたら稼ぐどころかスッカラカンである。

俺はスッカラカンより、オッチョコチョイが良いな、と思った。そして、言われたとおりにやっているつもりなのに、思うような結果がでない苦しみで鬼の様な顔になっている自分の顔を、鏡の中で観察しながら考えた。

どこで何を間違ったのか。

まず気が付いたのが、成功するためのフォーミュラが間違っていた。よくある短期間で大成功!といったフレーズは魅力的だけれど、物理的にあり得ないことは知っているのに、インターネットならあり得る!と思ってしまっていた。確かに新しい技術が世に出るとき、その混沌の中から大成功を修める人もいる。

いるけど、今は別にその混沌など存在していないし、存在するとしたら、混沌が存在しているような雰囲気をかもし出して、最近インターネットを活用し始めた人たちを混沌に陥れる人たちの存在そのものが混沌であり、カオスだ。

お金儲けに限らず世間を見渡せば答えは分かりやすかった。ダイエット食品やダイエットのシステムは、それこそ毎週のように新しいものが発売されている。時に大ヒットするものもあるのだけれど、ロングランでもう何十年も結果を出し続けてますよ~、という商品はみたことがない。どんなにヒットしても、そのヒットのスピードが速ければ速いほど、消えるスピードも速い。

なぜか。それは、大ヒットするような商品というのは、重要なことが欠けているからである。それは、何かを変えたいと思ったら、その最初の情熱、意志、希望、夢といった感情は、自分の心のなかで育て続けなければならない。つまり、本当の変化は自分の内面で起こらなければならないということを教えていないのだ。

自分はそれまで、成功したい!人生を変えたい!と思ったらそのときの感情をすぐに外部のモノにトランスファーして来た。成功したい!という情熱を、短期で稼ぐ法則マニュアルや、システム、塾、教材に。英語をマスターしたい!というパッションを、毎月届いて気が付いたらぺらぺらになっていて、現地のアメリカ人に驚かれた!CDセットや、繰り返し聞くことで口から英語が溢れ出す潜在意識応用サウンドシステムなどに。心に情熱が浮かんだ瞬間にすぐ外部に吐き出し、トランスファーして生きてきた。

心に浮かんだ情熱を外部の教材やマニュアル、その他装置に移してしまった時点で、自分の成長は遅くなる。人によっては止まる。どんなにコーチが頑張ってもやる気のない選手が伸びないのと同じで、本人に燃えるような変化を望む気持ちが残っていなければ、次々に登場する機材、食材、教材などに翻弄されて、財布がどんどん軽くなる。気持ちは重くなるのにね。

ではどうしたらいいのか。

まずは覚悟を決める。筋肉トレーニングのスケジュールを自分で作っておきながら、回数こなせば何でもイイや的にズルするのをやめる。楽してフォーミュラどおりに動いて長期的な成功を修めた人などいないことを認める。消費するより多く食べたら太ると認める。教材を100冊買うより、英文を10個覚えた方が実践に役立つと認める。あまりにも頻繁に耳にするモノは、その裏には何かしらの操作が働いていることに気が付く。勉強ばかりしていて実践しなければ何も動かないと認める。

そして、裏技、ゲット・リッチ・クイック系、気が付いたら成功しちゃった系、心理操作系に人生をゆだねるのはやめにする。

そういったものを全て自分の選択肢から排除したところ、あら、どうだ。何と、俺が「これこそネットビジネスの全てだ」「これがインターネットで稼ぐ王道なのだ」と信じていた世界が、実はとても狭い世界であり、どちらかと言うと異端。

小学校裏で無垢な小学生の下校を待ち伏せして、だましてお金を巻き上げる旅の玩具屋のような存在であり、明日はもう居ない。残ったのは心の傷と、数時間で壊れて使えなくなったカンニング用スパイ・シャープペンシルであった、ということが目からコンタクトレンズが100枚くらいドスっとオッコちたように明白になった。

俺の周りにいた人は最初から知っていた。知らなかったのはハッキリ言って俺だけ。鬼の様な顔で、今度こそ、今度こそ、祈るような気持ちで新しいテクニックや技術に大枚を払っていた俺は、周りから見たら、サラ金に手を出してまでパチンコに通ってしまう人たちと同じに写っていただろうね。あはは。

という話を、知人が一生懸命に喋り続けるのをから聞きながら、早く終わるといいな。つまらないな。と考えている自分がいた。俺こそが居の中の蛙だったのである。

清水勇二


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