図書館、たこやき、不誠実。

図書館、たこやき、不誠実。ハローハロー、ねぇ、そこのキムタクにそっくりなお兄さん。カッコいいね。クールだね。(ニコリ)

と、図書館の休憩室でたこ焼きを食べていたらば話しかけられた。

振り向けば、足元に衣類がぎっしり詰まった透明のビニール袋を携え、テーブルの上には食パン一斤と中華料理関係のレシピ本を置いた男性が一人。笑顔で。

年のころは50後半だろうか。男性は続ける。

お兄さん、本当にカッコいいね。優しそうだ。うん。俺なんて脚を怪我してからというもの、不運続きで、食べるもんも困っているんだよ。

昔は中華料理のコックをやっていたんだけど、怪我でね。国も助けてはくれないから、今はこんな風なんだよ。

そこへ図書館職員が「声が大きくて他の方の迷惑になります!」と乱入。当たり前だ。図書館でそんな大きな声で喋ってはいけない。

が、彼はやめない、とまらない、カッパ海老せん。

図書館職員が休憩室から去るや否や、また身の上話を始めた、大声で。

ああ、色々な意味でとても可愛そうな感じがして来たぜ。この人と比べたら、俺はなんと幸せな人生を歩んでいるのだ!!ガー アイ サンク ユー フロム ザ ボトム オブ マイ ハート!

気が付くと俺の頬は、涙に濡れていた。

そして、こんなことしたらちょっと失礼かな?!とも思ったけど、食後に飲もうと手に握っていたアクエリアス(未開封)を、「あの...これ飲みますか?」と差し出した。

そしたら返って来た言葉。

「...できればあそこの缶コーヒーが良いンだけどね」

自販機を指差しながら、更に続けた言葉に驚いた。

「可能なら1000円くれるともっと助かるんだよね...例えば明日のお弁当代として...もしくは今日の夕飯代とか...国が悪くてね、福祉がちゃんとしてないからね...1000円でいいよ、1000円で...」

だから何なのか。俺は何を言いたいのか。言いたいことはこれだ。

俺たちが人に何かをして欲しいときは、不誠実なお世辞は時として逆効果である。真意がバレた瞬間に気持のバロメーターはプラスからマイナスへと逆転する。怒りさえ覚える。

ビジネスオーナーも同じだ。

俺たちはお客さんに誠実な関心を持っているだろうか。気の合わないお客さんや、相性の悪い取り引き業者に対し、偽りの仮面で対応していないだろうか...

...どんな相手でも、誠実な関心を持ってこそ、相手も同じだけの報酬を返してくれる、と言ったのは誰だったっけな?!カーネギーだったかな?コビーだったかな?

などと独り言を言いながら、俺は休憩室を後にした。その男性はとっくに別の人に近づいて、なにやら大声で褒めていた。そして彼の手には、俺のアクエリアスが握られていた。

清水勇二


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