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喋る自動販売機と、あまり喋らない人間

喋る自動販売機と、あまり喋らない人間むかし喋る自販機が出てきたときは驚いた!

「ありがとうございます...」の「す」で購入ボタンを押すと、もう一本当たるとか、当たらないとか。

そんな噂がまことしやかに流れ、本当に当たっちゃった時は、罪悪感で死にそうになった!

あれから20年以上過ぎたけど、今では方言を喋る自動販売機も登場したらしい。

でもさ、良く考えてみると、自販機が喋ることでお客さんに対するサービスは向上するのだろうか。お金を入れて、ボタンを押す。その作業に会話が不要であり、ヒューマンタッチが不要だと判断したからこその自販機ではないのか。

え?自販機が喋ると口コミになりやすい?

本当にそうだろうか。確かに最初はビックリする。でもさ、自販機が喋るからってそこのお得意様になるだろうか。「あそこの自販機しゃべるよね!凄いよね」と話題になり続けるだろうか。

一度慣れてしまえば、意外性は意外でなくなる。

逆に、本当に人間的コミュニケーションが必要なところがマニュアル化され、まるでロボットに対応されているような錯覚を覚えることもある。

試しに、どこかのネットショップやサポートにメールで問い合わせをしてみて欲しい。本当に人間が書いたものとは思えないような、通称ロボットメールが戻ってくることが多い。

または何かしらの電話サポートにかけてみて欲しい。あなた本当に人間?と疑いたくなるような、極力人間性を排除した対応が経験できるかもしれない。

不思議なのは、ロボットを擬人化させる技術が進む一方で、人間の対応がどんどんロボット化している点だ

喋る自動販売機は1つの例であって、街にはこの矛盾が溢れかえっている!

売れるネットショップには人間臭さが溢れかえっている。モニターの向こう側にショップオーナーの存在が感じられる。その人間臭さが、顔の見えないネット通販において、お客さんに安心を感じていたける要素になっているんだ。

機械を人間化する努力よりも、ビジネスそのものを再人間化する努力の方が、お客さんにとっても、ビジネスにとっても見返りが大きいと思うのだけれど、あなたはどう思う?

清水勇二


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