あの、よく見えないんですけど...

あの、よく見えないんですけど...見えない人はまるで見えない。まるで目隠しをしているみたいに。でも周りの人には見えている。つまり、本人には見えないけれど、周りの皆は揃って知っている、なんてことが良くある。自分のことほど、自分では見えないのだ。

だからよく、人の振り見てわが振りなおせ、なんてことをよく言うけれど、それはどういうことか。

それはつまり、自分のことはとかく見えないことが多く、知らず知らずのうちに人に迷惑をかけていることが多く、そんなことをいつまでもしていると、いつまでも昇進はできないし、独立しても成功はおぼつかない。ましてや家族や知人縁者一同からも、そのうち愛想をつかされて一人になってしまうよ、という意味だと思う。

例えば、給料日に勇んででかけた高級レストラン。発注した高級ディッシュが目の前に並べられ、さて頂くとするかな...とフォークとナイフを手にとった瞬間に、隣席のカップルが無造作にバーン!と立ち上がり、椅子が倒れるよりも早くあなたの前に並べられた料理を鷲づかみに喰らい始めたとしたら、これは嫌だ。

あ、そうか。そういうことをすると、人は嫌がるんだな。俺はしないように気をつけよう。と、人の振り見てわが振りなおすことができて、本当に幸せだ。

デートの待ち合わせで駅前の喫茶店入り口付近に立っていると突然の豪雨。折りたたみ傘があってよかった。用意周到とはこのことだね、とほくそえんでいたら、爆音とともにスポーツカーが走り去り、わずかなタイムラグとともにバシャン!!と体中に水しぶきが。これは嫌だ。

あ、そうか。雨の日にスピードを出すと、困る人がいるのだな。私はしないように気をつけよう。と、人の振り見てわが振りなおすことができて、本当に幸せだ。

すみません!質問があるんですが...と商店でたずねたら、店員が顔も上げずにパソコン画面をにらんだまま一言、はい?そして無言。これは嫌だ。

あ、そうか。数ある商店の中で、他にも選択肢がある中、わざわざ選んで来てくれたお客さんに対し、顔も上げずに対応したら、更に、数ある商店の中から、他にも選択肢がある中、わざわざ当店を選んで来店してくれて、もう心が壊れてしまうくらいに嬉しい!という態度で接しなかったら、お客さんはあまり良い思いをしないのだな。僕はしないように気をつけよう。と、人の振り見てわが振りなおすことができて、本当に幸せだ。

職場で慣れない仕事、というか、まったく始めての作業を「明日までに頼むよ」と命じられ、自分なりに頑張ってみたのだけれど、翌朝に結果を提出してみたところ、上司の顔がその場で見る見る赤くなり、まるで般若のような形相で、「こら!!!お前は仕事をなめてんのか!!!こんなものゴミだ!」と怒鳴られた。こんな上司は嫌だ。というか、まじめに仕事する気が失せた。

あ、そうか。初めてのことに一生懸命チャレンジしている人に、たとえその結果が望んだものでなくても、怒鳴ったり怒ったりしてはいけないんだな。逆に、「よく頑張ったな!初めてのことで大変だったろう。」などと労いの一言でも言われた上で、訂正すべきところを指摘されたとしたら、一向に嫌な思いはしないし、この人の為なら死んでも良い!位に思うかもしれん。俺はしないように気をつけよう。と、人の振り見てわが振りなおすことができて、本当に幸せだ。

と、このように、自分では見えないけれど、人を観察してみると色々な自己改善点が見えてくる。

俺は既に今が完璧だ。生まれた時点でパーフェクトだ。という人も時々いるけれど、そういう人は歳を重ねるにしたがって一人になって行き、自分では一匹狼だと思っているけれど実は仲間はずれだった。会社でうまく行かないから商売を始めたけれど、お客が馬鹿ばかりで駄目だ。不況が、政府が、天気が、立地が、と自分の外ばかりに責任を求め、一切省みることがないから、結局思うような人生が送れないで常に困った状態で停滞することになる。

そうならない為にどうしたらいいのか。

毎日の生活や仕事、お客さんとの交渉、コミュニケーション、夫婦・カップル間の論争、買い物先での経験などで、自分が嫌だな...と感じた事柄は、腹をたてる代わりに、自分も同じ要素を持っているのでは?!と疑い、これを反省し、そしてその真逆を心がけると良いと思う。

ユングは、嫌いな人や周りの人に感じる嫌な部分は、自分の中に存在する認めたくない部分の投影だ、というようなことを言ったけど、まさに人の振り見てわが振りなおせということだね。

ネットショップを運営していくと、嫌なこともある。嫌なお客さんもいるし、嫌な対応をする業者も山ほど存在する。でも忘れてはいけないのは、嫌な出来事に心を左右されて本来の目的をないがしろにしてはいけないということ。

とかく嫌なことに心を奪われると仕事に力が入らなくなる。くよくよ考えて、終いにはどうしたら復讐できるだろうか、ギャフンと言わせるにはどうしたらいいか、などと画策して、二度と戻らない貴重な時間をゴミ箱に捨ててしまうことになる。

嫌な人や嫌な出来事の為に、限られた人生を細切れにして捨ててはいけない!!!

何のためにネットショップを始めたのか。俺たちがコントロールできない、お客さんや業者の機嫌や境遇、育った環境や性格によって発せられる嫌な態度で、俺たちの夢や目標の達成を遅らせてはだめだ!!!

どんなに嫌なことがあっても、つらいことがあっても、「自分はしないように気をつけよう。人の振り見てわが振りなおすことができて、本当に幸せだ」でいけたら本当に良いね、とマジで思う。

清水勇二


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